天仙液の国際癌病康復協会

ごあいさつ各国での活動紹介講演会のご紹介各国支部のご紹介慈善活動リンク集お問合せ

がんについて知る―がんの治療について

HOME > がんの治療について
がん治療について

代替医療の実績
漢方薬 温熱治療 ホリスティック医療 セカンドオピニオンについて
がんの現状

世界保健機関(WHO)は2003年4月3日、初めてのがん報告を全世界に向けて発表しました。これによると、2020年にはがん患者が年間1500万人となり、現在の1.5倍に急増する恐れがあると警告しています。

厚生労働省が発表致した2005年度人口動態統計調査によりますと、日本の死亡原因の第一位は“がん”です。年間で約33万もの人ががんで亡くなっており、過去最多となっています。がんの原因はいまだに究明されていませんが、がんは「何らかの原因によって、正常な細胞が突然変異を起こし、無制限に増殖を始めるようになったもの」と定義されています。

現在、三大療法(手術、抗がん剤、放射線)が行われています。手術によってがん腫瘍を除去したり、抗がん剤や放射線治療によって治療で再発転移を抑制するといった方法がとられています。ただし、抗がん剤は最適な治療法ですが、強い副作用があり、がんの部位以外の正常な細胞までを傷める可能性もあります。それによって精神的なダメージと命を縮めてしまう恐れもあります。

WHOの見解によると、がんに関わる要因のひとつは、日常の生活に起因するといわれます。予防策として禁煙をすすめ、食事による療法や定期的な運動をすること、さらには肥満にならないように努力することなどを挙げています。これらによりがんの発生を3分の1は防げるというのがWHOの見解です。

 
 
西洋医学に頼らないがん治療

一般的に行われているがん治療として、「手術」「抗がん剤」「放射線」の3種類が行われています。しかし、現実にはこれ以外の療法、つまり海外で認められている療法、食事療法、健康食品等が広く知られるようになってきました。もちろん、立証性、客観性、普遍性に乏しいと日本の医学では認められてない療法でもあります。また、ほとんどが保健適用外の療法であることも理解した上で、治療・養生の参考に出来たらと思います。

初期治療でがん腫瘍を切除した方、切らなかった方も退院後をどう「痛み」を避けて快適に過ごすかが大きなテーマとなっています。QOL(生活の質)の向上に悩む患者さんが多くなってきています。

手術後、再発したり、強い抗がん剤を投入された方が疼痛、転移の苦しみに直面している反面、漢方薬によって免疫力を高めた人、食事療法によって心身の質を高めた人が明るく延命している例がたくさんあります。

厚生労働省研究班の調査によりますと、いまや、がん患者の半数近くが西洋医学と中国医学とを組み合わせた療法を選んでいます。そこで、ここからは、よく知られている西洋医学以外の治療法をご紹介致します。

漢方薬
中国医学を代表するものとして「漢方薬」があります。中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣など、病気や症状が起こった原因をさまざまな角度から把握して、その時点の患者の病態(健康状態)を明らかにしたものです。

中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣など、病気や症状が起こった原因をさまざまな角度から把握して、その時点の患者の病態(健康状態)を明らかにしたものです。

漢方では、ひとつの病気に対して、体質や症状に応じたいろいろな治療法があるため、「証」に従って治療を進めます。また、何らかの症状があれば「証」が決まるので、調子が悪い、だるいなど西洋医学では病気として診断されない症状に対しても治療を施すことができます。
 
温熱治療
腫瘍の局所を30〜60分間42〜43℃以上に加温する治療法です。放射線や化学療法の効果を高めることが期待され、またそれ自身にも殺細胞効果があります。そこで問題は如何にして腫瘍局所をこの温度に加温するかということです。

しかし、温熱療法単独では癌の治療は成立しません。放射線治療と化学療法に組み合わせて、温熱療法が施行できれば、最も強力な局所治療となります。温熱療法を受ける体力があることが大前提ですが、痩せ形の体型の方ほど適しています。理由は、皮下脂肪が厚いとラジオ波を吸収して、加温効率が落ちるだけでなく、強う痛みを伴うためです。最新の装置では、これに対する対策がとられていますが、それでも肥満体型の方は、温熱療法にとって不利といえます。

放射線温熱化学療法
肺癌、直腸癌、子宮頚癌、頭頚部癌、膵癌などが主な対象になります。遠隔転移がなく、根治的な治療を目指す場合に行います。

放射線温熱療法
化学療法が効きにくい腫瘍や、副作用のため化学療法が行えない方で、根治的な治療を目指す場合に行います。また、前立腺癌は、放射線治療と温熱療法だけで、良好な治療効果が期待できます。

温熱化学療法
抗癌剤治療が可能な方はほとんどが適応となります。但し、温熱療法は、局所の加温ですので、病巣が全身に広がった方では適応にならない場合があります。肝転移だけ、肺転移だけのように、転移巣が一つの臓器に限定している場合がもっともよい適応です。

ホリスティック医療

「からだ・こころ・いのち」をまるごと診るホリスティック医学ック医学

ホリスティックとはギリシャ話のホロスが語源、英語で"全体"を意味します。即ち、病気を単なる部分としてとらえるのではなく、心と体で一体ととらえ、その全体から根治しようという考え方がホリスティックの概念です。

「病気でない状態が健康である」という否定的な定義や「血液や尿や細胞組織の検査結果が正常値の範囲以内であれば健康である」という消極的な定義ではなく、『 精神・身体・環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良のクオリティ・オブ・ライフ(生の質)を得ている状態 』を健康と考える、より積極的な状態のことです。「ヘルス」『health』 という言葉そのものが『holos』(ホロス) に由来し、『heal』(癒えた)『th』(状態)のことを意味しています。

自然治癒力を癒しの原点におく
生命が本来自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。

患者が自ら癒し、治療者は援助する
病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも養生が、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。

様々な治療法を総合的に組み合わせる
西洋医学の利点を生かしながら、日本を始め、中国、インドなど、各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、食事療法、運動療法、民間療法などの種々の療法を総合的、体系的に組み合わせて、最も適切な治療を行う。

ホリスティック医療を推奨する医学博士として帯津三敬病院名誉院長、日本ホリスティック医学協会会長 帯津良一先生がいます。

セカンドオピニオンについて

医療が進歩してさまざまな治療法が生まれています。その結果、医師によってあなたの病気に対する考え方が違うことがあります。また、医師や病院によって、医療技術や診療の質に差が生じる事も考えられます。そこで、あなたにとって最善と考えられる治療を、患者と主治医で判断するため、主治医以外の医師の意見を聞く「セカンドオピニオン」が重要視されてきています。場合によっては、医師をかえることになります。

アメリカでは、がんを手術で切除するか、放射線治療を行うかというような判断は、複数の医師の意見を聞いたうえで、患者自身が判断することが多くなっています。日本でも、医療過誤をめぐるトラブルや患者の意識の高まりを受けて、セカンドオピニオンが広がってきました。

同じ手術をするとしても、「どんなリスクがあるのか」「ほかにどんな選択肢があるのか」を知ったうえで行うことは、非常に重要なことです。セカンドオピニオンは、患者の権利を守ると同時に、医師にとっても誤診を回避するなど多くのメリットを持ったしくみです。